従来の仮想通貨とは全く違ったデジタル通貨。暗号技術を利用して勝手に消えたり化けたりしないことが担保される。しかし、マイニングによる投機的な扱いはない。実通貨との定率交換が保証されている。もしかすると、世界の流通量の7割をカバーすr通貨全体の指数を取るかも知れない。
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フェイスブック・リブラは従来の仮想通貨ビットコインと何が違うの?
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これからは、スマホにリブラアプリ(libra Apps)を入れておけば、決済、送金ができる。
スマホが盗難にあったら?
口座の自動シャットダウン機能が働くかな?
脅しにあっていたら?
便利の裏側のリスクの増大。現金ならせいぜい10万円持ち歩く程度。スマホなら口座を持ち歩くので、どこまでリスク回避のために有効な制約を掛けることができるか。
ドルやユーロなど実通貨との交換レートを一定にするらしい。
これによって、投機も暴騰も暴落もなくなるのはグッドニュース。
一方で、ハッキングリスクはさらに増えることになる。従来は売れるかどうか分からないコードだが、この場合は必ず売れる(筈だ)から。
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例えば、リブラの発行者:フェイスブックは、1ドル1リブラで交換する。利用者はフェイスブックに隣接したリブラ口座を持つんだろうな。通販で買い物をするときに、リブラ払いができる。
多分、リブラと交換できるリブラポイントも設定される。
クレカが参加している。リブラをクレカで購入できるんだろう。もしかすると、リブラ決済前提でクレカが利用できる。利用通貨の1つとしてリブラを選択できる。
海外通販、海外の家族、海外旅行、海外への物販、・・・などの決済で、円貨と外貨の交換が発生する。レートの問題と手数料の問題と絡んで面倒。
フェイスブックのアカウントは世界で27億ですか。恐れ入りました。発想がグローバルになるのは当然だ。弱者に簡単な決済手段を提供するのは、当然に取り組む課題だったのかもしれない。
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そうなると、どうしてもセキュリティの担保。事件事故でも運営元が一定の保証をするだけでは駄目で、裏に流れる金が大きくなると実貨幣の信用も失われてしまう。
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既存の仮想通貨との交換性も問題になるだろう。ドルなどと一定比率の交換を保証するから、既存の仮想通貨とも時々のレートで交換すれば済むと考えるだろうが、ここにもセキュリティ問題が出てくる。暗号通貨の交換システムの脆弱性が問題になる可能性は今は誰も否定できない。
もう一つは、グーグルは黙って見ているのか?アップルは?アマゾンは?・・・。似たような動きが出て来た時の調和問題。
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https://ascii.jp/elem/000/001/879/1879493/
フェイスブックがついに暗号通貨「リブラ」発表、2020年発行へ
2019年06月19日 07時57分更新
記事提供:MIT Technology Review
フェイスブックは、暗号通貨「リブラ(Libra)」の概要を説明するホワイト・ペーパーを発表した。2020年前半までにサービスを開始する予定だ。
新しい暗号通貨は、フェイスブックのメッセンジャー(Messenger)やワッツアップ(Whatsapp)、専用アプリ(未提供)などを通じて使えるようになる。フェイスブックは、銀行口座を持っていない世界中の17億人に金融サービスを提供するという非常に高尚な目標を掲げる。リブラはスマートフォンを持っている人ならほぼ誰でも、テキスト・メッセージのように簡単に「低料金もしくは無料」で送金できるという。詳細は、フェイスブックが18日に発表したホワイト・ペーパーに記されている。
リブラはスイスを拠点とする同名の非営利財団によって運営される。フェイスブックは新たに子会社「カリブラ(Calibra)」を設立し、同財団に参加するほか、ウーバー(Uber)、ビザ(Visa)、スポティファイ(Spotify)、ボーダフォン、マスターカード、非営利団体「女性の世界銀行(Women’s World Banking)」など27の組織が支援を表明している。各パートナーは、少なくとも1000万ドルを投資することに同意している。
リブラは暗号通貨なのだろうか? フェイスブックは、「ブロックチェーン・テクノロジーを原動力とした新しい国際通貨」と称している。しかし、信用のある一部のメンバーだけがトランザクションを処理できる仕組みであり、厳密に非中央集権化されるわけではない。だから純粋なビットコイン論者は、おそらくリブラを真の暗号通貨だとは考えないだろう。リブラ創始者の1人であるデビット・マークスはツイッターで、リブラは3つの要素から成ると述べた。ブロックチェーン、実在する資産による価値の裏付け、「ムーブ(Move)」という新しいプログラミング言語だ。しかし実際は、ペイパル(PayPal)のややハイテク版といったところだろうか。
フェイスブックがリブラでどのように収益を上げるつもりかは定かではないが、幸いなことにリブラのデータに基づくターゲティング広告は販売しないという。最大の疑問は、個人データの扱いをめぐって無謀なふるまいを繰り返してきたフェイスブックに、人々が苦労して稼いだお金を信頼して任せるかどうかだ。
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